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常識を覆せ!ラテラルシンキングをマスターせよ!【ずるい考え方:木村尚義著】

一緒に仕事をしていると、

「よくそんなこと思いつくな~」

とか

「そんなこと出来る!?」

ということをいつも思いつく方っていますよね。

 

凄いなぁ、と思って聞いていますが、そういうことを出来る様になるヒントが

「ずるい考え方」

という本に書いてありました。

 

皆さんもこの記事を読んで意外な発想を手に入れましょう!

 ラテラルシンキングとは

前述したような考え方を「ラテラルシンキング」と呼ぶそうです。

まことに恥ずかしながら、ラテラルシンキングというフレーズを今回初めて知りました。。

 

 

ラテラルシンキングとは‥どんな前提条件にも支配されない自由な発想

と本書では書いてあります。

 

 

ラテラルシンキングにおいて重要なことは「結果」

過程がどうあれ、結果が良ければOK!ということです。 

 

 

一方で過程が重要なのがロジカルシンキングです。

 

ロジカルシンキングとは論理的思考のこと。

論理的なので、物事・事柄を徐々に深堀りしていって問題の解決にあたります。

 

 

それに対してラテラルシンキングは深堀りせず、一気に解決になる方法を実施していきます。

 

 

なので、ロジカルシンキングは解決まで積み上げていくこと。ラテラルシンキングは解決まで一気にジャンプすること。ということになります。

 

 

 本書の中で共感した部分に

「日本人はラテラルシンキングが苦手。学校教育はロジカルシンキングを鍛えてる場所だから。」

という部分がありました。

 

確かに学校では常に積み上げて学んでいくので、“発想”を鍛えるということはあまりしてないですね。

 

 

ビジネスの場においても、やはりミスや間違いを敬遠するような場面は多々あります。

 

これ言ったら違うって言われるかな

間違えて指摘されるのは嫌だな。

 

どうしても正解は1つということに執着しがち。間違ってはいけないというマインドが強くなってしまい、自由な発想が奪われていると思います。

 

 

ラテラルシンキングの重要性

ビジネスにおいて結果は最も重要です。企業は利益を追求する集団なので、当然ですね。

日々起きる様々な事象から物事を判断し、結果を出していく中で、全てにおいて答えが1つしかないなら、意見を聞くということは必要ありません。

 

世の中は常に変化しています。そう、新しいことの連続です。新しいことを前にすると”常識”が通用しなくなる場面も多々あります。

変化した世の中に対してより成果を出し、社会に貢献していくためには、これまでの経験を武器に物事を深堀りするロジカルな考え方よりも、ズバーンと解決まで一直線のラテラルな考え方が必要になってくるのだと思います。

 

 

確かに振り返ると、私の周りにもラテラルな考えの出来る人は確かに結果を出しています。

多くの人が話を聞いて「そんなこと出来る?」と周りが苦笑いするような考えを持っている人ほど圧倒的な結果を出しています。

 

でも、そういう人が常にあっと驚くアイデアがあるのかと言えば、そうでもなく、常に物事を深く考え、理解し、地道な努力をしている場面を良く見かけます。

 

とてもロジカルな思考も持ち合わせていることが多いと思います。

本書でも「ラテラルシンキングとロジカルシンキングは相互関係である」と書いてあります。

本当にその通りだなと思いました。

 

また、そういう人って突拍子もないことを良く言うので、周りから白い目で見られているのかと思えばそうでもなく、人を惹きつけるきつける人間力がある人ばかりです。

自分達の考えを超えてくるので、魅力的でありますし、周りのことも良く見ている人格者(パッと見はそうでもないけど)な人な多いと思います。

 

ラテラルシンギングを鍛える

本書ではラテラルシンキングを鍛えるのに必要なことを3つ挙げています。

 

・疑う力

・抽象化する力

セレンディピティ 

 

 疑う力

自分が当たり前だと思っていることが一番の思考の弊害だったりします。

 

こうだ。こうであるべきだという考えは唯一(だと思っている)の答えが既にある状態なので、それ以上の思考は働きません。

 

 

今日の常識は明日の非常識。

 

疑ってみることで、思いもよらないアイデアが生まれるでしょう。

 

 

よく子供は「ねぇねぇ〇〇って何⁉」と本当に何でも聞いてきます。

このようになんで?どういうこと?と疑う力を持つとラテラルシンキングが鍛えられます。

 

 

抽象する力 

抽象化とは、物事の本質や機能に注目すること。とあります。

 

その物が果たす役割というのでしょうか。

ポイントはその「果たす役割」とは決して1つではないということです。

 

例えば新聞紙だったら、

情報を載せるもの、広告を載せるもの。

 

の他にも

 

割れ物などを包むもの、床に敷くもの、時事問題の出題源などなど、、

 

 

見方や状況、その人によって「新聞紙」というものにも役割は異なります。

この様に、抽象化することで、発想が大きく広がっていきます。

 

 

セレンディピティ 

セレンディピティとは「偶然を偶然として無視しない力」とあります。

 

たまたま発見したことを見逃さず、発想や力に変えていくんですね。

 

世の中には偶然から生まれた物が沢山あります。

偶然という状況はいつでもどこでも誰にでも起こることですが、その偶然を自分のことと捉え、考えとして紐付けていくことは難しいことです、

 

 

何となく、ラテラルシンキングとは生まれながらにして得た力のような見方をしてしまいがちですが、常にアンテナを張り巡らせ、常に自問自答を行い、本当に必要なこと(やりたいこと)とは何かを考えているから「発想」として浮かんでくるのだと思います。非常に熟慮深い行動をして初めて得られる力なのだと。

 

さらにラテラルシンクングを鍛える

最小の力で最大の力を得る

ラテラルシンキングとは結果までジャンプすること。

ロジカルシンキングのようなA→B→Cと積み上げて考え方ではないので、コツコツと努力するというより、A→Zと飛び越えるので、最小の力で最大の力を得なければなりません。

 

 その上で必要なことは

・他人の力を借りる

→ただのお願いではなく、それをやると相手に利益があるように感じてもらうに伝えること。

・作業を組み合わせる

→別のことだと思っていたAとBを、同時に出来ないか考える

・「楽する権利」を手に入れる

→権利を手に入れる。努力=善、楽=悪という考えを捨てること。

 この3つです。

 

 

異質なもの同士を組み合わせる

これは携帯電話の変革なんかが典型例ですね。

移動式の電話だった携帯電話は、新たな機能として、

カメラ+スピーカー(音楽)+インターネットと一見全く関係のなさそうな機能を追加していくことで、今やスマートフォンという画期的なデヴァイスとなりました。

 

これはまさにラテラルシンキングが生んだ賜物ではないでしょうか。

 

 

先の先を見る

結果だけでなく、結果がもたらす効果にまで思いを馳せることです。

これなら成功するという未来のイメージが見えたら、ブレることなく愚直に突き進むこと。

10歩先を見て行動すると思いもよらない発想に巡り合います。

 

 

ラテラルシンキングを知って感じたこと

ラテラルシンキングという言葉は今回初めて知ったワードですが、そういう発想自体はこれまでも認識しておりましたが、その上で感じたことは、

 

ロジカルシンキングとラテラルシンクングは相互互換

 

ということです。

驚くような提案をする方はやはり普段からコツコツ積み重ねることを怠りませんし、自分や周りの状況を常に理解しています。

 

ラテラルシンキングも経験値を増やしていく中で発見することが増えていくのだなと感じました。

 

アクションコミットメント

この本を読んで、変えていく行動や考え方の変化は下記です。

 

■疑う力、抽象化する力、セレンディピティを鍛える

 ┗疑う力は子供のなぜなに?に全て答えていく

 ┗抽象化する力は朝の通勤時に目に入った広告の商品の使い道を30個考える

 ┗セレンディピティは抽象化に使用した商品を2つ以上融合出来ないか考える

 

私はラテラルシンキングが苦手なので、まずはこの考え方を鍛えるところから始めたいと思います。

 

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